【穴場】絶品ソフトクリームが美味しい休憩所(4-12月)

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こんにちは。となりのコンサルティングの中村です。

当サイトでは、地元羽咋を中心に「地元の人間が選ぶ穴場スポット」についても紹介していきます。

今回は”穴場”ではないのですが、元々個人的に好きで立ち寄っていたものの、最近特に『能登が味わえる品揃え』になっていて感動したので紹介します。特に「ソフトクリーム」が一押しの休憩所です

恐らく、令和6年7月時点で、一番『羽咋らしさ』を感じられる場所でもあります。

お勧めの休憩所は『神子の里(みこのさと)』

羽咋市内から富山氷見方面へ向かうと、途中に見えてくる山の休憩所『神子の里』

初めての方は高貴な名前に驚きますが、“神子(みこ)”の名称は、この土地『神子原(みこはら)』という地名に由来します。

この「神子の里」、市街や有名な観光地「千里浜なぎさドライブウェイ」から少し離れるせいか、道の駅「のと千里浜」ほどは人が来ないのですが、知る人ぞ知る名スポットです。

神子の里の「特徴」と「お勧めの品」

神子の里のある「神子原」や「菅池」「千石」といった地区は、羽咋市街から若干距離があるせいか、古来の能登に伝わる独自の農法や文化が残ります。

金沢や富山からも近く、能登らしさを楽しんでいただくには、最適の場所ですよ。

自然栽培の先駆けとなった土地

肥料や農薬のコストが高くなった今でこそ、無肥料・無農薬・無除草剤の「自然栽培」「自然農法」が全国に知られるようになりましたが、羽咋市はJAはくいと連携し、10年以上昔から市をあげて自然栽培に取り組んできました。自然栽培農家も多くおり『自然栽培の聖地』としても知られます。

しかし、遡ることさらに10年ほど前の2000年代の前半、正しくは記録に残らないほど昔から、この神子原地区の棚田では自然に寄り添った米作りが行われてきました。

それが、美味しいコシヒカリとして知られる『神子原米(みこはらまい)』です。

出展:羽咋市ふるさと納税サイト(ふるさとチョイス)より

この神子原米、ローマ法王に食べてもらったことばかりがネタとして挙がりますが、味も本当に美味しいく人気です。

栽培は昔ながらの農法で、肥料など土に入れるものは有機質のみを使用。また、夏の暑い時期には碁石ヶ峰から流れる冷水が稲を高温から守り、昼夜の寒暖差もあり、美味しいお米が育つのです。

私自身も神子原近くで米作りをしていて、同じ水源の水を使っているので分かりますが、水が本当にきれいで命が豊富。とても澄んだ味のお米が育ちます。

贈り物としても喜ばれる品ですので、美味しいお米が欲しい方はお試しを。白米・玄米の両方があります。

米粉を使ったソフトクリームが特におすすめ!

そして、個人的&家族&友人からの一押しの品は『神子原米の米粉を使ったソフトクリーム(みこはらソフト)』です!

なんと言いますか、「米粉ならではの優しい甘さと舌触り」が素晴らしく、それでいて「甘すぎない」のです。子供でも安心して食べさせることが出来ますし、甘いものがダメな男性でも食べられると人気です。

そして、高品質なのにこの値段!もっと高くても良いクオリティなのに!

店内では神音カフェのコーヒーも飲めますし、我が家では神子の里に来たら必ずオーダーする品となっています。

これだけは外せませんよ!

旬の野菜を使った天ぷら盛り合わせ

神子の里の直売所コーナーには、「無農薬・無肥料」で、《太陽》と《水》と《土》の力だけで育てる自然栽培の作物も多く売られています。

販売されているお総菜は、そんな自然栽培の材料を使ったものが多くあり、特に「天ぷらの盛り合わせ」がお勧め。

このボリュームで税込み453円、しかも小麦粉ではなく「米粉」を使用しており、食感がとても軽いです

人参は間引きしたものが「葉っぱ付き丸ごと一本」で入っており、味も濃厚。この鮮度の天ぷらは農家が沢山いるからこそ実現できるものであり、他ではなかなか食べられません。

神子原米を使った「おにぎり」や、神子原米の麹に浸けた「唐揚げ」などもありますので、美味しいお昼を求める方にお勧めします。

人気なのか、最後の一つでした。

自然栽培による「旬」の野菜

もちろん、総菜の素材である『自然栽培野菜』も人気。

夏~秋は特に食材が豊富で、見ているだけで楽しくなります。

この時期はソラマメが沢山出品されていました。

自然栽培の野菜はどうしても自然に沿った時期での収穫・出荷となるため、商業的な旬からは外れてしまうのですよね。(スイカは7月上旬~梅雨明け前ごろが一番欲しくなるが、自然栽培のスイカの出荷は8月下旬だったり)

そのせいか、羽咋市は「自然栽培」を推してますが、自然栽培を気軽に味わえる&買えるお店が少ないのが難点。羽咋市で自然栽培野菜を買える場所といえば道の駅が有名でしたが、最近品揃えが悪くなり、今は『神子の里』『JAはくい』『マックスバリュー羽咋店』が中心となります。

『売れないものは置かない』というスタンスは分かりますが、「自然栽培」でブランド化してきた道の駅が自然栽培を蔑ろにすると、他との差別化が曖昧になり、お客さんが離れるのではないかと危惧しています。(金沢の方からも『金沢で買えるものばかりで道の駅には寄らなくなってしまった』と言われますし)

何はともあれ、旬の自然栽培野菜が欲しければ、神子の里が一押しです。

隣の蕎麦屋も大人気

その他、毎回品切れで入る機会を逃しているのですが、神子の里の隣の「蕎麦屋」も行列が出来る人気店です。

神子原は羽咋市内における蕎麦の産地としても知られており、年末が近づくと蕎麦粉の販売や、公民館で蕎麦打ち体験なども行われています。(子供会会長を務めた際、神子原の方にお願いし蕎麦打ち体験会を開催しましたが、大好評でした)

今回も3組が玄関先で順番待ち。店主に聞いてみたところ、残念ながら品切れで入れなかったため、その詳細は「のとルネ」さんの記事をご覧ください。

「神子の里」となりにある、そば処「めおとそば 里山」【羽咋市】| のとルネ

この夏はリベンジしたいところですが、本当にタイミングが合わないんですよね。

おわりに

以上、地元の人間が選ぶ穴場スポットとして『米粉ソフトクリームの美味しい神子の里』を紹介しました。

山手にある休憩所という立地から、一見第三セクターのようにも見えますが、じつは”神音(カノン)カフェ”の経営者である武藤氏が株式を買い取り、出品者に出資を募り、彼らと協力しながら経営する、民間企業です。

市場の声と地域の声を聞き、人材育成や農家の採用を行い、神子原地区の発展と成長を心から願っている事業者でして、私も以前から尊敬しております。

令和5年には民泊「くくのちステイ」も開業し、今後は自然と寄り添う生き方を求める方との交流も増えることでしょう。令和6年7月現在、市内で最も自然と共存し、最も羽咋や能登を味わえる地域になりつつあると感じます。

千里浜近くまで来られた方は、ぜひ神子原にも足を運んでみて下さい。

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