こんにちは。となりのコンサルティングの中村です。
本当は月に10件ほどの投稿をしたいと思いつつ、思った以上に仕事の依頼(と、色々地域や協会関係の活動)が入ってきており、思ったように記事を書く時間が取れませんでした。
趣味の記録みたいな記事ばかりになってしまいますが、また役に立つ記事も書きますね。
今回は米作り2年目の備忘録です。無事に中干しを終えました。
中干し期間は7/23~7/31の9日間
今年は1枚あたり0.7反(7畝(せ))の田んぼを2枚作っています。
しかし、結局田植えのタイミングがタイの現地調査と被ってしまい、1枚は6月初め、2枚目は6月下旬の田植えとなってしまいました。
通常、これだけ差があると生育に大きな影響が出るそうですが、苗代で育てていたせいか2枚目の田んぼもぐんぐん育ってくれており、多少の差はあったものの7/23~7/31にかけて9日間の中干しをしてしまいました。
中干しをした時(7/23)の苗の状態
は、以下の通りです。
写真は1枚目の田んぼですが、苗の株丈は50cmほど。分げつした茎の本数は10~30本と株によって差がありますが、おおよそ平均21,22本ほどでした。
田植えから1ヵ月経った7/4時点の状態が以下だったことを考えると、20日弱でよく大きくなったものです。
途中で大雨が入ったものの、再入水は7/31
そして、再び水を入れたのが7/31。
途中、大雨が降り注ぎ乾くか乾かないかという状態が続きましたが、水を入れた時には土にヒビ割れも見えたため、意外としっかり干せたようです。
8/7現在、穂はまだ出ていない
そして、そこから1週間経った8/7現在の様子が以下。
昨年の経験から、当初の予定だと8/10頃には出穂しているはずだったのですが、まだ穂が出る様子はありません。株丈は60~70cmほどと、大きくなっているのですがね。
田んぼの端に残っていた「はぐれ株」は出穂していたので、もう少しすれば穂が出るはず。
とはいえ、穂が出そろうのはお盆過ぎの8/15~8/20頃でしょうか。
出穂から1.5カ月で登熟~収穫期に達するため、今年の稲刈りは10月初めになりそうな予感がします。
予定を空けておかないといけません。
【来年に向けて】正直なところ、当初は実験を兼ねて、
2枚目の田んぼは中干しをしない予定だったのです。
というのも、中干しについては『乾燥で根を強くして(=根を伸ばして)台風に負けないようにする』や『分げつを止めて茎数の過剰増加を抑える』『根に酸素を供給して元気にする』などのメリットがありますが、それは肥料などを使い短期間で大きく栽培する慣行栽培の通例であって、生育の穏やかな自然栽培では過剰に稲が大きくならないため、無理やり稲に負担をかける必要がないのでは?と考えたためです。
それぞれのメリット・デメリットは、以下のサイトで詳しく考察されてますので、興味がある方は一読下さい。
『中干しとは? 自給稲作における中干し前後の水やり』
特に2枚目の田んぼについては、予想以上に1枚目との差がなく、むしろ株によっては1枚目よりも元気な株もあるくらいでした(通常、中干しを終えた苗は根が張る=栄養供給量が増えてより大きく育つ…らしいです)。
そのため『水の管理の手間も少ない中干しレス栽培』を試してみようと考えていたのです。
ところ、が、
田んぼを借りている地域の方が気を遣って水を止めていたらしく、勝手に中干しが開始されていました…。
たぶん『こんなにしっかり育ってるんだから中干ししないと…』と止めてくれたのでしょう。
田舎あるあるですね。
誰も悪くはありませんので、今年は両方中干しするパターンで試してみます。
来年は、苗の状態と嵐の影響を見つつ、片方は中干しレス栽培を試してみたいと思います。